日高義樹のワシントンレポート キッシンジャーの未来予測

今年も、日高義樹のワシントンレポートでアメリカのキッシンジャーをゲストに招き、2009年の経済がどのように動くかの予想を交えて放映されました。

この番組は、国際政治ジャーナリストであり、ワシントンのハドソン研究所の客員首席研究員でもある日高氏が、アメリカの政治、経済の専門家を招き政治や経済のテーマに従って議論すると言う番組で、年のはじめとなる1月はキッシンジャーをゲストとし、経済予測をおこなうのが恒例なっています。

キッシンジャーは現在、国際政治学者を務め、過去にはニクソン政権やフォード政権で国家安全保証担当大統領補佐官や国務長官を務めた辣腕です。

まぁ、簡単に言えば、日本のジャーナリストがアメリカの専門家と討論するテレビ番組ということですね(笑)

私はこの年初めの番組放送を毎年、楽しみにしています。
経済アナリストと違って、予想が結構的中するからです(笑)

私が今回この番組を見て、興味を持ったのは以下の2点です。

1.2009年は前半は厳しい局面が続くが後半は盛り返す

2.景気回復は中国経済が立ち直ることから始まる

中国は少し前までは「世界の工場」と呼ばれ、労働力の安さから工業製品の生産の拠点として重要な国とされていました。
しかし、この20年で劇的に生活水準も向上し、最近では生産の拠点としてだけではなく、消費の拠点としても世界的に注目されています。

13億人とも言われる人口は”消費者”としても大切という訳ですね。
なんでも、今日見た別のニュース番組の中では、中国経済はこの世界的な不況下にあっても、年間8~9%の経済成長率を予定しているそうです。

これまで自国の経済については自国内で何とかしてきたアメリカの政治経済関係者が他国の経済に頼るしか無い現状を述べた現実は、少なくとも私にとっては印象的でした。
中国での消費の回復、および経済成長がサブプライムショックに早く終止符を打ってくれると良いですね。

コメント / トラックバック 2 件

  1. […] キッシンジャーってだれだよ!?(ひでさんブログ1/5の記事) 辣腕 って読めないよ!?!? 調べた→(らつわん:てきぱきと物事を処理する能力のある・こと(さま)。敏腕。すごうで。) ( ゚∀゚)=◯)`Д゚)・; 。oO(なら敏腕でいいじゃん!) こんな経済を先読みする番組なんてあったんですね・・・ […]

  2. 打天楽 より:

    私も、「キッシンジャーの予測(分析)」はよく当たると思っています。
    数年前から、アメリカ、日本、中国の関係が今のようになると予測していました。

コメントをどうぞ