2009 年 1 月 のアーカイブ

バッドバンク成立なるか?

2009 年 1 月 28 日 水曜日

今、米連邦公開市場委員会(FOMC)で話題のバッドバンクですが、果たして設立はなるのでしょうか?

「バッドバンク」と言われると、なんとなく嫌なイメージがしますが、実際は違います。

バッドバンクの勝手なイメージ。何だかとってもワルな感じだね(笑)

バッドバンクの勝手なイメージ。何だかとってもワルな感じだね(笑)

簡単に言ってしまえば、バッドバンクとは不良債権の買取に特化した銀行です。

企業がビジネスをする中でつくってしまった、どうしよもない借金を企業の代わりに肩代わりしてくれる銀行と言ったら理解しやすいでしょうか?

バッドバンクは企業が持つ、焦げ付き直前の債権(借金)を積極的に買い取ってくれるので、企業はそれによって財務体質が改善し新たな雇用が生まれ新しいビジネスに移ることができるということです。

やってくれることを考えればむしろエンジェルバンクとでも言ったほうが適切な気がしますね(笑)

ただ、そうは言っても、バッドバンクの資金供給源はやっぱり税金です。よくよく考えてみれば、国民一人ひとりが、利益の出る見込みの無い債権(借金)を、無理やり買わされている状況と同じなので、やり過ぎはあまり褒められたものではありませんが・・・。

このバッドバンク、私には少し懐かしくもあります。

というのは、私が大学生の時に金融危機への対抗策として、ゼミで勉強したことがあるからです。(なんと!ヒデは金融のゼミ出身なのです)

当事は私も「まぁ、バッドバンクはあくまでも構想にしか過ぎず、出来ることは無いだろうな~」と軽く考えていましたが、まさかこんなに早く実現するとは・・・。

やっぱり、経済というものは読めないものですね。

まぁ、どちらにしてもバッドバンクを設立しなければならないほど、世界は経済的に追い詰められていると言うことでしょう。

本政府も戦後初の2年連続で経済成長率マイナスを発表しちゃうし、世の中どうなってしまうのでしょうね?

凡人にも暮らしやすい、普通の世の中に早く戻ってくれることを切に願う今日この頃です。

日経平均8000円台回復【378円の上げ】

2009 年 1 月 27 日 火曜日

今日は日経平均がかなり戻しましたね。

「ブッタマゲタ」だけに豚を書いてみた。イラストは難しい(笑)

「ブッタマゲタ」だけに豚を書いてみた。イラストは難しい(笑)

なんにも材料が無いのに、378円の上げ。
ネット証券の管理画面を見て、思わず目を疑いました!

昨日までは数十万円あった含み損が、一気に含み益に変わってしまいました
あらためて相場のすごさを思い知りました。

最近、カラ売りなんぞを画策しておった自分としては、考えを改める良い機会となりました(笑)

それにしても、最近の相場はそれほど対した材料でなくても反応が大きすぎる気がします。

今日も昨日のダウ工業平均の上げ幅は38ドル程度なので、小幅な上げ幅だと予想していたのに、すっかり面を食らった感じです。(もちろん良い意味ですけどね!)

今週から来週にかけて、大手企業の第三四半期の決算発表が続きます。日ごとに大きく上げ下げする相場が続くのでしょうか?

私は長期保有での株式投資のスタイルを基本としているので、別にすぐに株を売る予定は無いものの、毎日大きく動くのは精神衛生上あまりよくありませんね

アメリカの中古住宅販売景気先行指数などの経済指標が市場の予測よりも悪化しなくなってきているので底打ちは近いのかもしれまえせんが、まだまだ気を引き締めて構えておく必要がありそうですね。

ジェラシー

2009 年 1 月 23 日 金曜日

今日は株の話では無く、ブログの運営について書いてみたいと思います。

実は、このブログはうちの会社の従業員であるみはるんと同じ時期に書き始めました。
(ミハルンのブログは「株初心者みはるんのコバンザメ資産運用」というブログです。)

それにも関わらず、アクセス数で圧倒的に負けています。しかも、グーグル・ヤフーで検索しても表示順位も大差があるし、踏んだりけったり・・・。

そこで、ライバル研究と称してみはるんのブログを研究です。

むむー!コメント欄を見ると

「イラスト可愛いですね。また見にきます!」

「楽しいサイトなのでリンクに追加しておきました。」

の文字。

そうか、この差は見た目の差だったのか!

ミハルンはプロのデザイナーなので、自分でイラストも書けるし、見た目で圧倒的に負けているのが原因のようです。

イラストが上手いみはるんにかなりジェラシー燃やしまくりです(笑)

コメント欄を見ていると、あっちはたくさんコメントがあるのに、私のブログにはコメントも無く、やたら寂しいのはこのような理由からなのでした。(私が他の人のブログにあまりコメントを残していないのも原因かもしれませんが・・・。)

しかし、そう思っている矢先、みはるんの言葉が私の心にグサリと刺さります。

ミハルンいわく

「ヒデさんのブログは難しすぎて何が書いてあるのか分からない。みんなヒデさんみたいに経済に詳しくないし(笑)」

とのこと。

なにー!?そうだったのか!
何も気にせずに書いていたけれど、もっと読む人の事を考えて、誰にでも分かりやすく書かなくてはいけないのね。

とーっても勉強になりました。

これからは読みやすく分かりやすい内容を心掛けたいと思います。

しっかし、イラストの力だけで誰にも読んでもらってないのは寂しいですね。
私だって自慢じゃないですが、昔は油絵を習っていたし、小学校・中学校・高校と図工や美術はずっと5を取り続けてきました。

きっとやってやれないことは無い。だから絵もかけるはずだ(←根拠の無い自信
これからは毎日イラストを入れていくようにしようと思います。

そう思って、書いてみたのが下のイラストです。

ヒデ株ブログのマスコット?ぶさ犬君

ヒデ株ブログのマスコット?ぶさ犬君

クオリティの低さがヤバイ(笑)
書いた直後にさっそくブサ犬と命名しました!

みはるん師匠いわく、「とても味があってよろしい」とのこと。

そして、「自分にはもうこのように線に迷いのある絵は書けない」と言っていました。
うぅ、なんだかけなされている感じです。

今回は恥の上塗りで、書きかけのイラストも乗っけておきます。

書きかけのイラスト。左下はみはるんが一瞬で書いたもの

書きかけのイラスト。左下はみはるんが一瞬で書いたもの

さぁ、果たしてヒデのイラストは今後どれくらい上手くなっていくのでしょうか?

こちらにも乞うご期待!!

金融大臣の発言

2009 年 1 月 22 日 木曜日

先日(1月20日)に与謝野 経済財政担当大臣は1月の月例経済報告で各種の経済指標が急速に悪化していることを踏まえ、記者の景気に対する質問に対し、

「あらゆる指標は悪い方向に向いている。世界経済も日本経済も数カ月で好転することはありえない」

と発言し、株価は下落しました。

そして、今日(1月22日)は中川財務・金融担当大臣はここ最近の円高・為替相場について取材され、

「急激な変動は良くないので注目している」

と延べ、為替介入について聞かれると

「それは言わないほうが良い。しかし、やるべきことはやるということは常に考えておかなくてはいけない」

と語りました。
その結果が全てとは言いませんが、今日の株価は発言後上昇しました。

もちろん、相場の変動の全てが大臣の発言によって起きるわけではありません。しかし、国民全員が弱気になっているときこそ、国民のことを第一に考えた発言をリーダーのポジションにある者にはして欲しいものです。

例えば、先日の与謝野大臣の発言についても、今後の景気を記者に問われた時に

「今後数ヶ月で日米の景気が回復することはありえない」

と発言するのではなく、

「景気は依然、厳しい状況が続いている。政府としては景気回復に向けて、出来る事を全てやり、問題に全力で取り組んでいく。」

と発言すれば良い様に思います。

どちらの発言をしても、意味的にはほとんどかわりません。しかし、発言を受け止める人の印象はまったく異なります。

真のリーダーは皆が困っている時にこそ強烈なリーダーシップを発揮する必要があるのではないでしょうか。

そのあたりが認められてオバマ大統領は国民に選出されたような気がします。

日本の政治家も、もういい加減に仕事を始めなくてはいけません。どうでも良い定額給付金の議論などしていないで、もっと実効性の高く、国民のための政策をして欲しいものです。

オバマ大統領就任

2009 年 1 月 21 日 水曜日

2009年1月20日、現地時間の午後12時5分にバラク・オバマさんが黒人初のアメリカ大統領に就任しました。

私も、就任演説が聞きたくて深夜まで眠い目をこすりながら起きていた訳なんですが、演説のスタイルがこれまでとはかなり変わっていましたね!

よく言えば「温故知新」とでも言うのでしょうか??
これまでの歴史を振り返り、過去の教訓から学ぼうというような深みのある話です。

ただ、これまでのように”熱い男の演説”を期待していた私にとっては、少し拍子抜けな感じがしました。

内容も聖書の中身にそった、抽象的な感じで具体的な表現が乏しかった気がします。

そのせいか、オバマ新大統領の演説終了後、アメリカの株価は大きく下げたようです。
世間の期待としては、「俺はやるぜー!」みたいな内容を期待していたのでしょう。

しかし、そうは言うもののオバマ新大統領も心の底から困っていると思います。

大統領選直後よりも確実に、そして加速度的に景気は悪化していますし、アメリカ合衆国大統領という世界中から注目される立場になったあっては、下手な発言は許されません。

特にこの時期です。抽象的な表現に留めるより仕方なかったのでしょう。

景気の悪さもこれまでの大統領が経験したことの無いほどのレベルまで来ています。今はこの黒人初の大統領に期待するしかありませんね。

米国株の決算発表相次ぐ

2009 年 1 月 19 日 月曜日

アメリカの大手企業の決算発表が相次いでいます。

先週末の「JPモルガン・チェース」「シティバンク」に続いて、今週は「ジョンソン・エンド・ジョンソン」「アップル」「マイクロソフト」「GM」「M&Tバンク」などの大型銘柄の決算発表が続きます。

決算の内容については、市場予測よりも悪いところと、意外に中身の良いところと分かれていますが、この経済環境では飛び抜けて良い決算など期待できるわけも無く、株価に対してはかなりネガティブな決算続きとなりそうです。

いよいよ明日、20日は黒人初のアメリカ人大統領 バラク・オバマ氏の就任ですが、いったい株式市場はどのように動くのでしょうか?

今週は「オバマに対する期待」と「米国企業の悪い決算内容」の戦いの1週間になりそうです。

経済は依然として厳しい状況が続いています。

取り急ぎはアメリカ経済の景気後退の鈍化が世界経済の浮上のきっかけになると思われるので、今後もアメリカ経済の動向には注目していかなくてはならないでしょうね。

オバマ新大統領には本当に頑張って欲しいものです。

東証一部上場企業の株式評価損

2009 年 1 月 17 日 土曜日

金融危機の影響で、各企業の持つ投資用有価証券の評価損が膨らんでいるようです。

金融機関を除く、東証1部上場企業(2・3月決算)の平成20年10~12月期の評価損は7000億円を超える模様とか・・・。

いくら景気が悪いとはいえ、尋常では無い金額です。

ここで、注意しなくてはならないのは「投資用有価証券の多額の評価損によって、今期・大幅な赤字に陥った企業は回復も早いのではないか?」ということです。

株式評価損を抱えていても、本業に業績が順調だったり、本業への影響が少ない企業であっても、今回のような状況だと保有株式の金額が多い会社は甚大な評価損を出す可能性があります。

特に、日本は企業間の株式持合い比率が高い国なので、その傾向が顕著です。

「これまでに無い巨額の赤字なので、企業の株を手放す」という単純な投資判断ではいかないのが今回の決算ででしょう。

本業の業務が上手くいっている企業にとっては、株式評価損によって間接的に法人税の削減が図ることができるので、結果的にキャッシュフローが改善する可能性すらあります。

これからはじまる決算発表では、黒字か赤字かどうかよりも、赤字の内容にまでこだわる必要がありそうです。

もしかしたらお宝株が今回の決算で見つかるかもしれませんね!

日経続落で前日比422円安 8413円

2009 年 1 月 13 日 火曜日

今日も大きく下げましたね~!
含み益が3日でゼロになってしまいました。泣

前日に続き、今日も6%の大幅も資産が目減りしました。
とはいっても、もうこの程度の事ではまったくへこたれなくなってしまった自分が怖いですね(笑)

年末年始の7連騰で1000円近くあげた日経平均も、すっかり定位置の8500円近辺まで戻ってきてしまいました。

これからは各企業の背筋が凍るような決算や中間報告があらわれてくるので、厳しい相場環境が続くかもしれません。

私は長期保有を基本にして株式投資を考えているので、それほど気にはしていないのですが、相場の底がいつになるかは気になるところです。

今日の株は

・ソニーの業績赤字転落

・前日のNY株式市場の続落

・業績の先行き不透明感

から売られたような気がしますが、NYが前日終値8559ドルに対して125ドル(1.46%)の下げ幅に対して、日経平均は前日終値8836円に対して422円の下げ(4.79%)の下げ幅と、あまりにも過剰に反応しすぎな様な気もします。

ついに加熱していた個人投資家の投資意欲も減退しはじめたのかも知れません。
真実は誰も知る由はありませんが、本当のところいったいどうなんでしょう?

ここへきて、最安値を更新する株も出始めたので、そろそろ買い時が到来しているかもしれませんね。

10年後に今を振り返って、納得の買い付けを出来たと思えるように、日々、株価の推移を見届けて、チャンスをつかみたいと思います☆

買い付けは1円でも安く!!

2009 年 1 月 11 日 日曜日

今日は株式に投資したときの利回りについて書いてみようと思います。

株式投資をしている人ならば誰でも、1円でも安く買い、1円でも高く売りたいと思っています。(そうじゃない人が増えるとすごく投資が楽ですけどね!笑)

この1円に徹底的にこだわる人こそが投資で利益をあげられる人らしいです。
そして、私が読んだ本の中で、この1円に徹底的にこだわる人がウォーレン・バフェットだと紹介されていました。(さすが心の師匠!)

買い付け時の差がどの程度、将来のリターンに影響するかを例を出して考えてみましょう。

あなたが現在100万円を持っており、これを全額投資するとします。

1株100円の株と110円の株があり、それぞれを買って120円で売り抜けた場合について、
投資利回はどれくらいか考えてみましょしょう。

【100円で買い付けた時】

1株が100円の場合、投資資金が100万円あれば

1,000,000 ÷ 100 = 10000  ということで

1000株を買い付けることができます。

この株が、1株130円になった時に売却するので、手元に残る利益は

( 130 - 100 ) × 10000 = 300,000

となり、30万円の利益を得ることができます。

【110円で買い付けた時】

一方、1株を110円で買い付けた場合、投資金額100万円には変化が無いので、買い付けられる株数は

1,000,000 ÷ 110 = 9090株 (プラス端数100円)

となり、この時点でみても100円で買い付けたときと比べてかなり少ない株数しか手に入れることがきません。

当然、株数に応じて利益も少なくなるので、ケース1と同じ1株130円になった時に売却するとしても手元に残る利益は

( 130 - 100 ) × 9090 = 272,700

となり、27万2700円が利益になります。

買い付け時のわずかな差が将来の利益に大きく響いてくるのが実感して頂けたかと思います。どんなお金持ちの投資家であっても、資金量には普通は限界があるので、買い付けの単価を1円でも下げる努力をすることは非常に大切です。

利回りでみると、100円買い付けの場合が30%であるのに対して、110円の買い付けの場合は27.2%になります。

どちらの場合も同じように株価が130円の時に売り抜けたにも関わらず、手元に残るお金は決定的な差が出てしまうのです。

1回あたりの取引での差は3%弱の差に過ぎませんが、このような取引を何回も繰り返せば、この差はさらに大きくなります。(株式投資は手元に残ったお金をそのまま投資すると複利の作用が働くので、この場合は投資の回数が増えれば増えるほど両者の差は拡大していきます。)

3%の差を10回繰り返せば、この両者の間の利回りの差は34%にもなりますし、100回繰り返せばその差はナ、ナント! 1900%にもなります。1900%といえば、実に19倍です。何だか信じられませんね。

株式投資はじめる年齢や投資スタイルによって差が出るとは思いますが、投資を長い間続けていれば、どれだけ長期投資をしている人であっても、人生の間で100回以上は取引をするような気がします。

こう考えると、買い付け時の1円の差も馬鹿にできませんね。
ブログを書いていて自分が一番驚きました(笑)
これからより気をつけようと思います!

株で勝つのは難しい!?

2009 年 1 月 10 日 土曜日

ちまたでは 「株で素人(個人)が勝つのは難しい」 とよく言われます。
そして、安定した利益を得ている人はほんの一握りだとも言われます。

私には半分正解で半分間違っているようにも聞こえますが、他の大多数の人と同じことをやっていては安定したリターンを確保できないのは確かな気がします。

例えば、今は100年に1度の大不況だと言われています。ほとんどの人が消費を控え、長引く不況に向けて貯蓄をし、投資をやめているのが現状でしょう。

つまり、それが大多数の人の判断だということです。確かに、状況を考えれば一見正論にも思えます。しかし、考え方によっては間違っていると言えるかもしれません。

まず、100年に1度の大不況だというのであれば、これ以上の不況は無いわけですから、論理的に考えれば、財務が健全でこの不況を乗り切ることができる企業に投資すべきだと思います。

また、皆が消費を抑えて、あらゆるサービスを提供しているところが客不足の状態におちいっていることが予想されます。客不足の状態であれば、商品の値引きの交渉もしやすいですし、接客もいつも以上の状態が期待できます。

そう思うと、普段よりも積極的に消費をして普段以上のサービスを受けるのがお得だと思います。

客観的にみれば確かにそうです。ただ、さらに景気が悪化するかもしれないので、そこまで大胆には動けませんが(笑)

ただ、そうは言っても将来に向けて準備をはじめるのは早いに越したことはありません。

そこで、私は最近になって、不動産や人材関連などの、極端に売り込まれている不人気魚介の企業の株を物色し始めました。

いくら業界が不景気だと言っても、これからずっと誰も家を買わないことはありえませんし、景気が良くなってこれば人材は再度必要になってくるからです。

業界全体が極端に売り込まれているので、株価が企業の持つ価値の以上に下落しています。今、不動産関係や人材関係の企業の株に投資しておけば、景気が戻れば他の企業以上の利益を得ることが出来るかもしれませんね。

「資産運用は本当に奥が深い。」
最近、心からそう思います。