今、米連邦公開市場委員会(FOMC)で話題のバッドバンクですが、果たして設立はなるのでしょうか?
「バッドバンク」と言われると、なんとなく嫌なイメージがしますが、実際は違います。
簡単に言ってしまえば、バッドバンクとは不良債権の買取に特化した銀行です。
企業がビジネスをする中でつくってしまった、どうしよもない借金を企業の代わりに肩代わりしてくれる銀行と言ったら理解しやすいでしょうか?
バッドバンクは企業が持つ、焦げ付き直前の債権(借金)を積極的に買い取ってくれるので、企業はそれによって財務体質が改善し、新たな雇用が生まれ、新しいビジネスに移ることができるということです。
やってくれることを考えればむしろエンジェルバンクとでも言ったほうが適切な気がしますね(笑)
ただ、そうは言っても、バッドバンクの資金供給源はやっぱり税金です。よくよく考えてみれば、国民一人ひとりが、利益の出る見込みの無い債権(借金)を、無理やり買わされている状況と同じなので、やり過ぎはあまり褒められたものではありませんが・・・。
このバッドバンク、私には少し懐かしくもあります。
というのは、私が大学生の時に金融危機への対抗策として、ゼミで勉強したことがあるからです。(なんと!ヒデは金融のゼミ出身なのです)
当事は私も「まぁ、バッドバンクはあくまでも構想にしか過ぎず、出来ることは無いだろうな~」と軽く考えていましたが、まさかこんなに早く実現するとは・・・。
やっぱり、経済というものは読めないものですね。
まぁ、どちらにしてもバッドバンクを設立しなければならないほど、世界は経済的に追い詰められていると言うことでしょう。
日本政府も戦後初の2年連続で経済成長率マイナスを発表しちゃうし、世の中どうなってしまうのでしょうね?
凡人にも暮らしやすい、普通の世の中に早く戻ってくれることを切に願う今日この頃です。